SUP準備のストレス削減には電動ポンプ|⚠️ハンドポンプは必携
SUPへの空気入れは、想像以上に体力を奪われます。
私が使っている「SOUYU STICK ADVENTURE 10’10″」は3気室構造で、中央に最大15PSI、左右のアウトリガーフロートにそれぞれ5PSIの空気を入れる必要があります。
手動ポンプでは正直かなり大変ですが、電動ポンプを使えば空気入れが圧倒的に楽になります。
さらに、空気を入れている間に他の準備も進められるため、トータルの準備時間が大幅に短縮。
SUP釣行が全体的に快適になり、短時間釣行でもSUPで出廷するハードルが下がりました。
短時間とはいえSUPは出廷できる日が限られますので、出廷回数が増える=釣果が伸びる結果につながっていると感じています。
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SOUYU STICK取扱いの電動ポンプ|安心感とブランドの統一感で満足度UP
SOUYU STICK製の電動ポンプは、同社のSUP製品で動作確認済みという安心感があり、特に初めて電動ポンプを導入する人にとっては「とりあえずこれを選べば間違いない」選択肢のひとつです。
SOUYU STICKロゴ入りで見た目にも統一感があり、ブランドを揃えたいユーザーには満足度の高いアイテムといえるでしょう。
一方で、OEM製品と思われる構造や外観から、同等品・類似品が他メーカーからも多数出回っています。
スペック的には似たような性能でより安価なものもあるため、比較検討する価値は十分にあります。
なお、公式に記載されている以下の保証内容を見る限り、国内メーカーならではのサポート体制に強い期待を持つよりは、製品の信頼性や統一感に価値を感じるかどうかが判断のポイントになりそうです。
保証期間は、購入された日から翌年の3月末日までとなります。ボード本体も付属品も初期不良のみ商品交換の対象となります。例えば回数に関わらず使用した後の場合は初期不良対象外となりますので、使用前にご確認をお願いします。
出典:補償について/使用上の注意 – SOUYU STICK®
SOUYU STICK電動ポンプ(旧モデル)は軽量コンパクトで必要十分

私が使っているモデルです。価格は1万円前後で購入することができます。 2025年SOUYU STICKカタログには載っておらず、一部ショップで在庫があるものの廃番になるものと思われます。
約1万円で購入でき、20PSI対応、シガーソケット給電で機能は十分。値段なりにチープな品質の印象は否めませんが、本体サイズはおよそ約 23 × 14 × 12 cm、重量約1kgとコンパクトで扱いやすく、まだまだ現役で活躍しています。
空気入れ専用のモデルのため、片付けは自力で空気を抜く必要があります。しっかり空気を抜きたい場合はハンドポンプを使用します。
SOUYU STICK電動ポンプ(現行モデル)は吸排気対応で撤収も快適、今買うならこれ

2025年SOUYU STICKカタログに載っている現行モデルは同じくシガーソケット給電で、吸気+排気に対応し、価格は1万5000円程度となっています。
結論として価格差以上の利便性向上が予想できますので、これから買うなら旧モデルよりはこちらがおすすめです。
旧モデルとは逆に2025/03/24時点では一部ショップに掲載があるものの公式ショップにも出品されていないようで、これから展開されるものと予想されます。
旧モデルを使っている私はある程度押して空気を抜いた後はハンドポンプで中身をしっかり抜いてから畳むようにしていますが、これであれば電動で空気を抜くことが可能です。
カタログ以上の情報はほとんどありませんが、OEMモデルのため同型機と思われる製品のスペックからは、サイズがおよそ19 x 17.5 x 7.7 cm、重量1.5kgほどとなっています。
車であれば少々の重さは気になりませんし、旧モデルのアイロンの様な形状は実際の数値よりも嵩張りますので、トータルで使い勝手は良くなったと考えてよさそうです。
SOUYU STICK ポータブル電動ポンプは用途違いのため割愛🙏
バッテリー内蔵で車から離れた出廷も可能なポータブルモデルがありますが、用途や趣旨が大幅に異なりますので別記事でご紹介します。
車から離れて空気を電動で入れたいという明確な目的・場所がない限り、前述のシガーソケット給電のモデルをおすすめします。
実は姉妹機?機能は同等で低コストの他メーカーも検討価値あり
Amazonで安価で売っている、通称中華製品といわれるDearsee製の電動ポンプを紹介します。
実は国内メーカーから販売されている製品と品質に違いがあるかというと、ほとんどありません。SOUYU STICK等で扱っているような電動ポンプもOEM元を辿ればだいたいの製造元は中国の数社に行き着くからです。Amazonでの購入であれば30日間の返品保証もありますし、製品によっては1年保証がついているものもありますので、国内メーカーの取扱い品より手厚いこともままあります。
Dearsee SUP用 電動エアーポンプ 12V 16psiまで (Amazon)
こちらは外観がSOUYU STICK旧モデルと酷似していますが、最大16PSIと性能に違いがあります。これはOEM元を辿ると・・・という話はさておき、5000円台という価格に魅力があります。Amazonでの購入なら30日間返品保証があるので初期不良に関しては安心ですね。
Dearsee SUP用 電動エアーポンプ12V 20PSI 空気入れ空気抜き(Amazon)
同メーカーのラインナップには吸排気対応のモデルもあり、SOUYU STICK製の旧モデルと現行モデルを足して2で割ったような外観をしています。
最大20PSIと余裕があり、価格も8000円台とSOUYU STICKの旧モデルより安価です。
こちらはキャプテンスタッグからも同機のOEMと思わしきものが販売されています。
大手のアウトドアメーカーが扱っているだけに価格はDearsee製より上がりますが十分に安価で高コスパと言える範囲です。
基本的にキャプテンスタッグは1年保証がついていることが多いですので、Amazonの30日返品保証じゃまだ不安だと思われる方は問い合わせてみてください。(またはAmazonで購入してみて保証書を確認するという手もあります)
電動ポンプは注意が沢山❗対策も紹介|ハンドポンプも忘れずに
騒音は想像以上に大きい|手軽に体感するならパチンコ屋へGo
SUP用の電動ポンプは動作音が85dB前後とされており、 これは掃除機やオートバイのアイドリング音に相当します。パチンコ屋の騒音が65~85dBとされていますので、手軽に体感するなら行ってみても面白いかもしれません。
少なくとも、釣りで出廷するだけに早朝なことも多く、閑静な住宅地やキャンプ場では、使用をためらう音量なのは間違いありません。ちょっとでもどうだろう?と思ったら準備運動と割り切ってハンドポンプを使いましょう。
近隣トラブルや釣り場の印象悪化を避けるためにも、 時間帯や使用場所への配慮は必須です。
昨今では出廷禁止や電動ポンプ禁止のサーフも珍しくなくなってきていますので、改めてマナーにすいて注意喚起とさせていただきます。
車両のヒューズにも注意が必要|この機会に説明書を読んでみよう
電動ポンプの多くは、12V/8〜10Aの製品が主流です。
車両側のシガーソケット回路も最近の車種であればDC12V/10Aが主流だと思いますので、通常は問題なく使える設計であると考えられます。
詳しくは車両の説明書に必ず規定値が載っているので確認してから購入しましょう。

また、可能性としてポンプの起動時、高負荷時や何らかの不具合で車側のヒューズが飛ぶ可能性があります。
対策としては:
- マージンを取った運用(連続使用を避ける・)を心がける
- ヒューズボックスの位置と予備ヒューズの使い方を事前に把握しておく
これらを意識しておくことで、現場で慌てずに済みます。
何がきっかけで起こるかわかりませんので、この機会に車両の取扱説明書を確認するか、かかりつけのディーラーで聞いておくと役に立つ日がくるかもしれません。
空気圧の設定ミスは破損のもと
電動ポンプは設定した空気圧まで自動で空気を入れ続けます。 つまり、設定を間違えるとSUPが破裂するまで止まらないということでもあります。
- 使用前にSUP本体に記載された最大空気圧(MAX PSI)を確認する
- 特に複数気室のSUPでは気室ごとに適正圧が異なる場合もあるため、注意が必要です
- 夏場は気温上昇で空気が膨張するため、やや低めに設定するのが安全
空気圧に関しては 高ければ良い ではないので、 常に正しい情報を確認しながら運用することが安全への第一歩です。
SUP電動ポンプ、まずは吸排気モデルからおひとつどうぞ!
結論として、今から導入するなら吸排気対応の SOUYU STICK現行モデルまたはDearsee製がバランスが良い選択肢です。
準備・撤収の快適さは想像以上。気を付けることは多いものの1万円前後でSUP釣行の満足度が大幅に上がる、コスパ抜群の装備です。




